和歌山環境保全公社

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循環型社会形成のための啓発推進事業

これまでは、大量に生産して消費した後にそのまま廃棄していくことが一般的でした。たくさんのものに囲まれた生活は、私たちの暮らしを豊かにしてきましたが、その過程で発生するごみは環境に様々な影響を与えています。

このままごみとして捨て続けていくと、そのうち資源は足りなくなるでしょう。しかも、ごみを捨てるための最終処分場が残り少ない現状も見過ごしてはいけません。このような問題を解決するためには、資源を大切にする社会づくりが必要です。

そこで私たちに求められるのが、「循環型社会」づくりです。本公社では、廃棄物の適正処理を推進するとともに、3R(リデュース、リユース、リサイクル)に関する啓発に取り組み、循環型社会づくりを目的とする事業を実施しています。

食品ロス削減推進事業

1 背景と目的
我が国では、年間570万トン(令和元年度;農林水産省調べ)もの大量の食品が廃棄され、これは国民ひとりあたり、毎日茶碗1杯分の食品を捨てている状況です。また、残念ながら和歌山県民が排出する一人当たりゴミ排出量は962g/日で、全国平均を4.7ポイント上回っています(平成30年度;環境省調べ)。
一方で、既に食品ロス削減に積極的に取り組んでいらっしゃる家庭もあります。そうした家庭での実践活動から得られた知見を活かし、課題認識と創意工夫の共有を通じて、継続的に“環境に優しい生活”を実践する人が増えていくことを目的とします。

2 事業の概要
食生活にかかわる3つのフェーズ【入手/消費(調理)/廃棄】における食品ロス削減の具体策を提案・共有します。手法としては、前年度で得た実践者の有益なアイデアを提供し、また食品ロスに対する取組が恒常的におこなわれるよう、「食と暮らし」にフォーカスした定期的なコミュニケーションの場作りを展開します。
そして、これら一連の活動を通じて食品ロス削減を起点にした生活全般での環境負荷の低減を意識したライフスタイルの実践(これを「和歌山食と暮らしプロジェクト」といいます。)が、広く周知されるよう、広報の展開、イベント実施に力を入れていきます。

3 業務の内容

  • (1)食品ロス削減「チャレンジ」モニター調査
  • (2)「和歌山食と暮らしプロジェクト」コミュニティの構築
  • (3)イベント開催&出展による啓発活動
  • (4)事業全体の情報発信

わかやま食と暮らしプロジェクト

海洋プラスチックごみ対策を主体とした環境保全教育事業
うみわかまもるプロジェクト

1 背景と目的
海洋投棄されたプラスチックが及ぼす様々な影響が世界的な課題となっています。総延長651km以上の海岸線を持つ和歌山県においても、この課題への関心と海洋保全の意識を高めていくことが求められていることから、海の現状認識と海洋保全に向けたアイデア創出のための育成スクールを開校し、幼少期より「楽しみながら学んだ経験」によって、海洋プラスチックごみ対策意識の定着、推進が恒常的、継続的に行われることを目的としています。

2 事業の概要
活動交流サイト「うみわかまもるプロジェクト」にて会員を募り、実践者の継続的、活発的な活動を支援します。ビーチクリーンの活動結果を投稿し、会員同士での成果やアイデアの共有を図ると共に、動画配信サイト(Youtube)でオリジナルキャラクターを中心に、海洋ごみ問題への関心と、基礎学習を通じて、楽しさと深い理解のきっかけを提供します。
また、これまでの成果を活用し、海洋ごみ問題を教材とした授業に取り組むことのできる「海洋ごみ問題に関する学習指導案」を作成し、県内の学校への普及を進めています。

うみわかまもるプロジェクト
うみわかまもるプロジェクト(ポスター用素材)

 

エコグッズ普及事業

和歌山県内で環境保全活動を行う団体にエコグッズを配付します。
実施要綱はこちら

対象活動
地域の環境境保全の推進に寄与すると認められる普及啓発や実践活動

事例として
(1)3Rの推進や地球温暖化防止など県民を対象としたセミナー、環境学習等の普及啓発活動
(2)環境美化・ごみの減量化・リサイクル・適正処理などの実践活動(定期的な清掃活動は除く)

活動条件
和歌山県内で対象活動を行う団体(県、市町村、NPO法人等)が主催する事業で
(1)不特定かつ多数(参加人数が概ね50人以上)の県民を対象として行う事業
(2)営利を目的としない事業
(3)主催者が反社会的勢力でない事業

配付するエコグッズ

(1)レジバッグ(保冷機能付)

レジバッグ(きいちゃん)

<クリックすると画像が大きくなります>


申込方法
主催者は、事業を実施する概ね2週間前までに公社所定の様式で申し込んでください。

様式はこちら
【PDF】別記第1号~第3号様式(エコグッズ普及事業)
【Word】別記第1号~第3号様式(エコグッズ普及事業)

問い合わせ、申込先
〒640-8137 和歌山市吹上二丁目1番22号 和歌山日赤会館6階
一般財団法人 和歌山環境保全公社(担当 中林、新田)
TEL073(431)2322  FAX073(424)3681

循環型社会推進キャンペーンの実施

ラッピングバスの写真和歌山県及び和歌山市と協力して紀北地域を中心に3Rの推進や不法投棄防止を呼びかけるラッピングバスを走行させるなど、循環型社会推進のための啓発キャンペーンを行っています。

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